桜と白銀の攪拌スクリューとの惜別
皆さま、お疲れさまです!
塔槽内の攪拌スクリューならお任せください!
山口県岩国市の㈱松尾鉄工所です!
岩国はこの2、3日、突然の強風に、たっぷりの雨でした。
散り始めていた桜は一気に終了です。
「まだいける!まだいける!!」からの、週末を待たずに「全桜落下」。
恒例のオチなのに、毎春まったく懲りずに毎回悲しいです。
桜は見られる時になんでもいいから見るしかない!という厳しい教訓です。
前回お送りした桜はこちらになります。
この桜、大変立派なんですが立地が・・・
ゴミ捨て場なんですよね。
ご近所の方達もゴミ捨て場でうっとりお花見をされていまして。
「とっても風情のある春のゴミ捨て場」ととらえるべきか・・・
「不名誉なロケーションを押し付けられた気の毒な桜」ととらえるべきか・・・
悩ましいところです。
ここのところ、スクリューのお仕事をたくさんいただいています。
中の者はもう、どれがどれだかわからないです。
最初は「超巨大ドリルビット!」とか「サンダーバード的な!!」と小躍りしていたんですが、流石に見慣れてきました。
それで、ついぼんやりしているうちに棒っきれが
いつの間にかスクリュー化していました(一週間後)。
上が棒っきれの一週間後で自動溶接中です。
下は入ってきたばかりの軸部をくっつけようとしています。
軸自体はジャストサイズ過ぎて、バーナーであっためないと篏合しないとのことです。
先日、専務から
「これは今から出荷する。きれいにできたので写真を撮っておくがよい」
とお達しがあった、美しいスクリューは以下のようなものです。
このスクリュー、嫁入り先の塔槽内でどんな物質を攪拌するのか未確認です。
ただ一つだけ言えます。
彼女がピカピカに美しいのは確かに
今この時だけ!!
この先、貴女に何があったとしても
今のこの姿を忘れない!!!
そんな気持ちで撮りました。
お父さんやお母さん方が
七五三や成人式で娘を激写する気持ちが
少しだけわかったかもしれません。
お昼ご飯を食べて戻ったら、もう彼女はお嫁に行ってしまっていました。
花嫁道中(トレーラー)を見送ることもできませんでした。
彼女の行く手にはどんな試練(牛糞サイロとか)が待ち構えているかわかりませんが