皆様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

お疲れさまです!
㈱松尾鉄工所です。
今年の営業日は、今日を入れてもあと3日になりました。
昨日から大寒波到来で各地で大雪だとお聞きしています。
岩国市でもあちこちでうっすらと雪が積もりました。
強風も相まって、体感温度はぐっと下がって震えあがっています。
アオサギでしょうか?
なぜか極寒になると浮きの上でのんびりする常連さんになっています。
もしかして涼んでいます?

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余談ですが、山口県では都市部のハトのようにサギがうろうろしています。
ですので、スズメ同様なんの感動もなく眺めていたのですが、今回サギを検索してみるとWikipediaに別称として雪客(セッカク)、雪鷺(セツロ)とあって驚きました。
「雪客」などは大変文学的な美称に聞こえ、すぐさま墨の濃淡で描き出される山紫水明の世界に没入してしまいます。
しかも「サギ」の呼称の由来が立ち姿の美しさから「清らか」の言葉が転じたという説もあるそうです。
池の鯉をつまんだりの悪さも酷いですし、うるさくて大きくて意地悪だとばっかり・・・。
もっと真っすぐにものを見て、心のままに「風情」を愛でるべきだと反省いたしました。
さて鉄工所の中は大物がゴロゴロしています。
師走になって急にたてこんできました。
多分7案件くらい同時に動いているのではないでしょうか?
突然巨大な鋼材が納入されて「これは一体どこの何?」と驚いていても、溶接工はさらりと「これは簡単」と言ってのけてしまいます。
大きなものほど難しいのではないかと思うのですが、大きければ大きいほど構造がシンプルでわかりやすいものだそうです。
そんなわけで工場の奥に寝ていた板が、いつの間にか筒状になっていました。

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ものつくりの現場では納期がある為、段取りが重要です。
これまで見てきた業界ではスケジュールは上から降りてくるものの、実際にそれを動かし管理する人は複数いました。
例えば課長であったり、プロジェクト・リーダーであったり、チームセクレタリといった秘書的な補佐であったりします。
一つの仕事にそれだけの人が関わっても、直接の担当者がとんずらすることがたまにあります。
高度にして最高は日本百名山に突然登攀、距離にして最長は欧州に高跳びなどです。(嘘みたいですが実話です)
ところが㈱松尾鉄工所では、スケジュールの流れが高速なのに淀みがないんです。
皆さん無理やり焦って動いているわけではありません。
図面を見て暫く黙っているなぁと思っていたら、気が付いたらもう溶接が始まっている、もう形になっている、といった状態です。
つくるものはいつも同じではないので、対象によって柔軟な対応が必要なはず・・・。
凄まじく溶接線が多い案件ですと、溶接される板側の収縮で出来上がりサイズのコントロールが難しいはずなんです。
これが開発畑ですと、材料の膨張や収縮の割合を前もって試算したりするんですが、実際に試作品に適用してみると計算通りにはならなかったりするんですよね。
それを経験と勘で成し遂げてしまうんですから、見ていてミラクルとしか思えないです。
ほら、こんな感じ!

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来週は仕事納めと大掃除です。
こちらの更新は本日が今年最後となります。
本年はたくさんのお仕事をいただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。