オベリスク旅立ちの春と天井クレーン健康診断
お疲れさまです。
溶接のあらゆる難問を解決します
山口県岩国市の㈱松尾鉄工所です!
あっという間に2月が終わり、3月になって急に暖かくなりました。
今週は20℃前後らしく、朝の冷え込みとの寒暖差が大変激しくなっています。
それでなくとも春先は気鬱であったり、風邪をひきやすかったりする時期です。
その上、少し前から花粉が大量に飛散。
いずれは大陸から黄砂やPM2.5もどっさり襲来。
おまけに某感染症も健在ですから、
まさに踏んだり蹴ったりの春。
かもしれませんが、
皆さま、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
大昔からSFなどで語られてきた世紀末的な世界を思い浮かべてみてください。
大体はゾンビや突然変異した怪物などがあふれ返り、それらをちぎっては投げちぎっては投げして猛者が生き抜くというのがパターンでした。
ところが2000年を20年も過ぎたところで
人類の敵がまさかの
ウィルス・花粉・PM2.5
といった
目に見えないものばかり
になるとは・・・。
せっかく準備した斧やモーニングスターは役に立たず、
最適の装備が
マスクと消毒液
必要なのは
筋肉ではなく衛生
でした。
SF大作家さん方も予想だにしなかったでしょう。
もっとも世紀が終わろうが始まろうが、㈱松尾鉄工所の日々は続きます。
社員が本気を出したら、全業種の中で最もゾンビ対応に特化していると言えるかもしれない。
それが鉄工所というものですから!
冗談はさておき、昨年から2月頭にかけてどっと押し寄せたお仕事も完了していき、今はとても落ち着いた状態です。
あの素敵なオベリスク(ではなくスクリュー)も去って行かれました。寂しいです。
現在、農閑期ならぬ鉄工閑期となっております。
タンク、スクリュー、サイロ、煙突といった大物、
架台組立て溶接、サニタリーパイプの接合といった細かいもの、
パイプや鋼材の曲げまで、
どうぞご相談ください!!
お仕事、お待ちしております!!!
そういえば、2月末には天井クレーンの検査がありました。
検査用の5トンのウェイトを巨大な分銅のようなものだと勝手にイメージして待っていたところ、来たのは分厚い2枚の板でした。
ウェイトの形状は想定外でしたが、検査はつつがなく完了です。
鉄工所における天井クレーンの仕事は、古代の人々からすれば「神の御業」に等しいものです。
クレーンのおかげで、こんなとこにあったポジショナーが突然ここまで来たりします。
大きな構造物が垂直方向にそびえたり
くるりとひっくりかえされたりします。
ちなみにポジショナーとは重い構造物をくるくる回して
作業者が溶接し易い角度にしてくれるもの、だそうです。
溶接姿勢が選べるということで作業者の体にも優しく
溶接品質も高めてくれる親切な機械といえます。
AIの開発でいろんな能力を人間に近づけたり、人間を超越することを目的にしているテーマが散見されますが「それ、どうだっていいよね!」なものが多いですよね。
もし人間を超越したいのであれば、クレーンのような純粋で実効性の高いものから進化してほしいです。
それもAIによる全自動より、先ずは移動式クレーンの転倒事故ゼロ!の方が急務でしょう。
まずは人類とAIが協力すべきだと思うんですが、何となく対立しているような気がします。
開発者の方々、過去に何かおつらいことでもありました?