鉄工余話|溶接の起源を探して
皆さま、お疲れさまです!
丁寧な裏はつりで溶接不良ゼロ!
山口県岩国市の㈱松尾鉄工所です!
先日は猛烈な黄砂でした。
写真は黄砂のピークの翌日です。黄砂MAX時の山は存在なきものと化していて、歩行者の視界も数メートル先が煙っているような状態でした。
花粉に黄砂にPM2.5と色々降ってきては、朝夕は相変わらず肌寒いです。
この国にゲレンデの神様は特にいないが、アレルギー祟り系の神様は確実にいる。
物悲しい確信と共に季節は初夏に向かいつつあります。
水鳥も仲良く日向ぼっこしています。
ところでこれを見た時、
ソールズベリーのアレ的な・・・
までは連想したんですが、肝心のアレの名前が出てきません。
ストーンヘンジ
でした。
なんとかストーンまでは来ていたというのに・・・。
悲しいほどの寄る年波。
腹立ちまみれに、
「ヘンジってなんだ?!」
と調べてみたところ「絞首台」のような意味だそうです。
知るべきではなかったランキングの上位に食い込んできました。
検索エンジンは時に「事実の無残さ」を教えてくれます。
鉄工所の中にはちょくちょく環状列石や、
魔法陣のようなものがあります。
洞窟壁画や遺構のような模様も。
なんだか考古学の役に立ちそうな、と思いながら見ています。
古代の職人が考えることと、現代の職人が考えること。人の感覚には、時代を超えて共鳴するものがあるからです。学者さんよりも、出土品製作と似たような作業を経験している人の方が、古代人の考えに迫れるのではないかと思っています。
全然「溶接」と関係ないじゃないか?
それがここしばらくの悩みの種です。
せっかくですから「溶接」一辺倒ではなく、山口県岩国市のローカル情報をお送りしてみたいのです。が、中の者にはあっちの山かこっちの海程度の土地勘しかありません。
弊社には全国グルメ情報通、建築設計のプロ、瀬戸内海釣り情報通、何かしらのスポーツ経験者、車両特定技能者が存在する、ということまではわかっています。作業の隙間や世間話の一部として突然そういう「語り」が始まることはあるんですが、改めてインタビューすると何故か沈黙のとばりが下ります。仕方なく中の者の独断と趣味で書くしかないというところです。
そうやって悩みながら「溶接」について調べ始めました。
溶接とは何なのか?
どうして人は溶接しようと思ったのか?
先ずはそこを知りたくて起源を探ったところ、
紀元前3000年
まで遡ってしまい呆然としています。
せいぜい産業革命くらいかとばかり・・・。
懸命に現代を目指しておりますが、長い旅になりそうです。