攪拌スクリューとバレンタインデー
お疲れさまです。
最近大きな煙突が少なくなって寂しい
山口県岩国市の㈱松尾鉄工所です!
1月の疾走感に燃え尽きている内に2月も半ばになりました。
2月は逃げるといいますが、まさにその通りです。
相変わらず、美土路橋常駐のサギは元気です。
先日ふらりと本社蔵近くにある獺祭ストアにおうかがいしますと、
バレンタインデー・セットの生き残りがいました。
それで
「あ!バレンタインだ!」
と気付いたわけです。
昭和でしたらここは義理チョコを買いに走るところですが、現在はピカピカの
令和!!
様々な事情が絡み合っております。
例えば・・・
昭和世代ですと職場で部下に請求して歩く男性もいましたし、
平成~令和世代は「本命以外に貰っても・・・」と暗澹とする男性もいます。
これに対しまして、
半世紀くらい前に職場の花だった?女性の中には遥か古代の「3倍返し」を期待し、
若者の抵抗運動を弾圧する人もいました。
一方で、チョコが好きなら自分チョコ
親しい友がいれば友チョコ
推しがいれば推しチョコにシフト
ほのぼのとイベントを楽しむ人達もいます。
群雄割拠の主張が入り乱れる、大変ややこしい時代になりました。
そういった老若男女の事情に「あ!バレンタインだ!」という気付きは押し流され完全に忘却。
当日の朝に思い出すと同時に、松尾鉄工所のアルテミス(※1)からチョコ供給がありました。
思いがけずいただくと、嬉しいものですね。
先日触れました、巨大ドリルのような構造物はこうなりました。
㈱松尾鉄工所の「金字塔」展示室に飾られることになりそうです。
この超巨大ドリルビットのようなもの・・・
実際はスクリューなんですが、これを専務が感慨深げに見上げて
「これは・・・額縁に入れる!」
と噛み締めるように呟く瞬間を目撃、天啓を得ました。
もしかして前世でバビロンの塔やピラミッドを作っていた人なのでは?と。
実際、松尾鉄工所の技術があれば、
一人か二人でオベリスク(※2)
くらいならガンガン建てることができます。
アショカ・ピラー
(※3)もステンレスなら余裕です。
先日海外ドラマを見ていましたら、
SWATの隊長がLAかどこかの街中で
「〇〇カルテルは溶接が得意だから戦車が来る!気をつけろ!」
と言っていました。
以前なら「バカ言うな!」と失笑するところですが、
今なら「溶接が得意」と聞いただけで
「なんでもあり」
だとわかっています。
溶接と機械技術が結びついたらとんでもない。
これに材料と設計が加われば、
ひらパー兄さん(※4)をぽーんと宇宙に飛ばすことだって可能です。
なんと強力な業界に来てしまったことかと、改めて驚いております。
※1 アルテミスはギリシャ神話の女神で、美しく清廉で少々ボーイッシュです。
※2 ギリシャからローマにかけてあちこちに建てられた40mくらいの記念碑で、ホワイトハウスの前にも何故か建っています。尖った棒っきれみたいなものです。
※3 インドにある何故か錆びない古い鉄の柱です。大昔に隕石などを材料に耐腐食性のステンレスをたまたま合成したのでは?と思っています。
※4 ひらパー兄さんは「永遠の0」で零戦に乗っておられました。本来、零戦や戦車は鉄工所の必殺技ですから。